www.cunshang.net收集整理 最终更新日:2004年7月20日

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●《村上春树の世界》西宫を歩く

  初版02/04/13
  二版04/04/30 夙川の西侧の住居を変更
  三版04/07/19 明石寿司と阪神香栌园駅の写真を追加    
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 今回は「村上春树の世界を歩く」の第二弾として1997年5月に书かれた「辺境・近境」の”神戸まで歩く”に沿って彼が小学校から高校まで辿った道を歩いてみました。特に今回は村上春树が小学校时代を过ごした兵库県西宫市の夙川付近を歩いてみたいと思います。场所的には西宫市は大阪と神戸のちょうど真ん中辺りです。

【阪神间の地図】←クリックすると地図がでます。

haruki-nishinomiya15w.jpg甲阳学院中学校>
 京都生まれの村上春树が神戸に住むきっかけは父亲が私立甲阳学院中学校の国语の先生になったからです。このことは甲阳学院同窓会报の「甲阳だより 64号」のなかに「甲阳学院で教鞭をとられた村上千秋先生のご子息と知ったときはビックリしました…」と书かれています。またその时代のことを「辺境・近境」の书き出しでは「仆は戸籍上は京都の生まれだが、すぐに兵库県西宫市の夙川というところに移り、まもなくとなりの芦屋市に引っ越し、十代の大半をここで送った。高校は神戸の山の手にあったので、したがって游びにいくのは当然神戸のダウンタウン、三宫あたりということになる。そのようにしてひとりの典型的な「阪神间少年」ができあがる。当时の阪神间は-もちろん今でもそうなのかもしれないけれど -少年期から青年期を送るには、なかなか気持ちの良い场所だった。静かでのんびりとしていて、どことなく自由な雰囲気があり、海や山といった自然にも恵まれ、すぐ近くに大きな都会もあった。コンサートに出かけたり、古本屋で安いペーパーバックを渔ったり、ジャズ吃茶に入り浸ったり、アートシアターでヌーヴュルヴァーグの映画を见ることもできた。洋服といえばもちろんVANジャケットだった。」と思いめぐらせています。私も神戸生まれであり、この雰囲気がなんとなくわかります。甲阳学院は阪神间の学校では滩、六甲とつづく东大进学の三大私立と呼ばれていま した。

左の写真は私立甲阳学院中学校の旧正门です。现在は邻に新しい建物が建てられて、そちらが校舎となっています。

haruki-nishinomiya17w.jpg最初の住居迹(夙川の西侧)>
 当时の住いのことを村上春树は「村上朝日堂」のなかで「仆は物心ついてから高校を出るまでに二回しか引越しをしなかった。不満である。もっとたくさん引越しをしたかった。それに二回引越したといっても、直线距离にして一キロほどの地域を行ったり来たりしていただけである。こんなのって引越しとも言えない。兵库県西宫市の夙川の西侧から东侧へ、そして次に芦屋市芦屋川の东侧へと移っただけのことである。」と书いており、これから最初の住いが夙川の西侧と分かります。一方「小说新潮」のなかで村上春树は「…家の前に川があって、そこに落っこちたんですね。」とも言っています。当时は甲阳学园の母体である白鹿酒造の社宅が学校の山侧にあり、社宅の前は细い川(小川程度)が流れていました。夙川の西侧の住いというのは、白鹿酒造の社宅に住んでいたとがんがえられます。(この件についてはIさんよりメールを顶き、白鹤酒造で调べて戴いたところ、昭和24年9月以降に赁贷记録があるそうです)

左の写真が白鹿酒造の社宅があったところです。社宅があった场所は写真の左侧ですが、现在は驻车场になっており、写真の右侧に川(小川?)があり、今は大きな侧沟となっています。

和  暦

西暦

年    表

年齢

村上春树、西宫を歩く

作  品

昭和26年 1951 サンフランシスコ讲和条约 2 この顷、京都から兵库県西宫市に転居(夙川の西侧)
父亲が私立甲阳学院中学校の国语の先生になる
 
昭和29年 1954   5 4月 香炉园小学校入学、夙川の东侧に転居?  

haruki-nishinomiya13w.jpg西宫神社>
 村上春树は「辺境・近境」ではまず阪神电铁の西宫駅に降り立ちます。「ゴム底のウォーキング・シューズをはき、ノートと小さなカメラをショルダー・バッグに入れ、阪神西宫駅で降りて、そこを出発点として西に向かってゆっくりと歩き始める。サングラスが必要なほどの好天気だった。まず南口にある商店街を抜ける。小学生の顷、自転车に乗ってよくここまで买い物に来た。……商店街を抜けて通りを渡ると、そこには西宫の戎神社がある。……子供の顷よく小海老钓りをした他の古い石桥は(纽をつけた空き瓶にうどん粉の饵を入れて水の中に落としておくと、小海老が入ってくる。适当にそれを引き上げる。简単だ)…」とあります。

左の写真が西宫神社です。关西では亲しみをこめて「えべっさん」といいます。お祭りは正月が终わった1月10日で十日戎と呼ばれています。村上春树がよく通った西宫駅(现在は高架になっている)や南口商店街と小海老を钓って游んだ西宫神社の石桥の写真をリンクしておきます。


> haruki-nishinomiya16w.jpg明石寿司>
 村上春树は西宫駅から夙川まで歩きます。「西宫から、夙川まで歩く。正午までにはまだ间がある。足早に歩くと、少し汗ばんでくるくらいの阳気だ。自分が今どのあたりを歩いているか、地図を见るまでもなく见当はつくのだけれど、ひとつひとつの通りには见覚えがない。かつてよく歩いたはずの道なのに、さっばり记忆がないのだ。…海のほうに向けて少し歩き、近くの小さな寿司屋に入る。日曜日の昼なので、出前の注文で忙しそうだ。」と「辺境・近境」では书いています。上に书かれた寿司屋さんは「辺境・近境 写真集」の方にお店の名前がでています。夙川のことを「今の芦屋や夙川のあたりからは、昔の面影がずいぶん消えてしまったような気がします。ほんものの海がなくなったのもさびしいですし…」ともいっています。夙川は桜が満开でしたが天候が悪くて写真が今一歩でした。

やっと明石寿司の写真を撮影してきました。お昼の时间に访ねたのですが残念ながらお店は缔まっていました。しばらく开いていない感じでした。ついでに阪神香栌园駅の写真も撮影してきました。駅が新しくなり昔の面影が少なくなったのは残念です。(04/07/19追加)。

haruki-nishinomiya19w.jpg夙川の东侧の住居迹>
 小学校に通っていた顷に住んでいたのが夙川の东侧です。「辺境・近境」のなかでは「仆がかつて住んでいた夙川近くの古い家もなくなっていた。あとにはタウンハウスのようなものが建ち并んでいた。近くにあった高校のグラウンドは、…」とあります。近くにあった高校とは、この付近で高校は西宫西高校しかありません。井上义夫の「村上春树と日本の记忆」ではこの住いの住所を记载しています(旧住居表示ですが)。夙川の东侧の家のヒントは上记とこの本しかありませんでした。

左の写真の左侧付近が夙川の东侧の住いがあったところです。手前の交差点のところに西宫西高校があります。新旧住所対比表があり、新住所もわかりましたが、住所は伏せさせて顶きます。

haruki-nishinomiya18w.jpg香栌园小学校>
 村上春树が通っていた小学校のことについては名称まではっきり言っています。「梦のサーフシティー」のなかのホームぺージで「仆が小学生のころ、兵库県西宫市立香炉园小学校では秋になると、给食にときどき「まつたけうどん」がでました。もちろん本物のまつたけ(けっこう大きい)が入っていて、だしには香ばしい松茸の香りがしました。うちの奥さん(东京小石川出身)にその话をすると「嘘だよ、そんなの」と言うけど、ほんとなんです。 」といっています。私も神戸の小学校に通っていましたが、「まつたけうどん」なんか出たことは一度もありませんでした。西宫市や芦屋市は裕福だったのかな~~。
 
右の写真が村上春树が通っていた香栌园小学校です。

次回は芦屋を歩いてみたいと思います。


兵库県西宫市夙川付近地図
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【参考文献】
・风の歌を聴け:村上春树、讲谈社文库
・1973年のピンボール:村上春树、讲谈社文库
・羊をめぐる冒険(上、下):村上春树、讲谈社文库
・世界の终わりとハードボイルド・ワンダーランド(上、下):村上春树、新潮文库
・ダンス・ダンス・ダンス:村上春树、讲谈社文库
・ノルウェイの森(上、下):村上春树、讲谈社文库
・さらば国分寺书店のオババ:椎名诚、新潮文库
・村上朝日堂:村上春树、新潮文库
・村上朝日堂の逆袭:村上春树、新潮文库
・村上朝日堂はいかにして锻えられたか:村上春树、新潮文库
・村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた:村上春树、新潮文库
・村上朝日堂 はいほー!:村上春树、新潮文库
・辺境・近境:村上春树、新潮文库
・梦のサーフシティー(CD-ROM版):村上春树、朝日新闻
・スメルジャコフ対织田信长家臣団(CD-ROM版):村上春树、朝日新闻
・村上春树スタディーズ(01-05):栗坪良树、拓植光彦、若草书房
・イエローページ 村上春树:加藤典洋、荒地出版
・イアン・ブマルの日本探访:イアン・ブルマ(石井信平訳)、TBSブリタニカ
・村上春树の世界(东京偏1968-1997):ゼスト
・村上春树を歩く:浦澄彬、彩流社
・村上春树と日本の「记忆」:井上义夫、新潮社
・象が平原に还った日:久居つばき、新潮社
・ねじまき鸟の探し方:久居つばき、太田出版
・ノンフィクションと华丽な虚伪:久居つばき、マガジンハウス
・ユリイカ 総特集 村上春树を読む:青土社